ウトノキフ神話
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ウトノキフ神話
へ行く。
1 (2006-06-13 (火) 13:25:59)
2 (2006-06-13 (火) 15:21:59)
3 (2006-06-13 (火) 19:26:39)
ウトノキフ神話
†
ウトノキフ神話
無限なるものウトノキフ
眠らず夢見るものムーミン
↑
無限なるもの
ウトノキフ
†
H.P.ヲチクラフトが提唱した、ウトノキフ神話における主神格的存在。
”外なる神”とも呼ばれ、理想郷と呼ばれる現実世界と異なる空間
*1
で
無限に死に甦り続けていると言われている。
ヲチクラフトが自書にて行った描写によれば、
「その身体は平面であり立体、文字であり絵である幾何学的な無秩序」
と言う外見をしているらしい。
その存在は、決して善ではない。
少なくとも、人間にとって益をもたらすようなものではない。
神と言う概念もヲチクラフトが定義しただけであり、あくまでそれは人間にとって
理解の出来ない存在でしかない、高次であり低次であり無限次であり零次の何かなのだ。
また、ウトキノフの本当の名は、厳重に秘されている。
決して、彼の存在の弱点だからとか、本質を穿つ言葉だからとか、そういう類の理由ではない。
彼の存在の本当の名は、それを見るだけで、心を砕く恐怖となるからだ。
それを呼ぶだけで、遠く星辰の彼方から、彼の存在を呼び寄せてしまうからだ。
人間よ。心有る者よ。注意して欲しい。
絶対に、ウトノキフに近付いてはならない。
彼の存在は、決して人とは馴れ合わない。人とは通じ合わない。人とは分かり合えない。
――彼の存在にとって、人間なんてものは塵芥に均しいものでしかないのだから。
↑
眠らず夢見るもの
ムーミン
†
ウトキノフ神話上で、ウトキノフに次いで語られるものと言えば、やはりこのムーミンだろう。
チラシィ=ノゥ・ラと呼ばれる異世界で、絶えずウトキノフへと目覚めを促す声を送り続ける存在として知られている。
ヲチクラフトによれば、
「丸い空洞のような目。連続した断絶で綴られた身体。眠らず眠りながら夢を見ずに夢を見て、
接触した人間の夢を幸福と絶望のうちに貪り尽くす存在」
だと言われている。
民話で言うムーミントロールと呼ばれる妖精とのつながりも一部学者から示唆されているが、
恐らくそれはムーミンに接触してしまった狂人による戯れ言ではないだろうか。
決して、彼の存在の前で夢を語るな。近寄らず、音を立てず、見つからないように細心の注意を払って、疾く逃げろ。
ひとときの幸せと引き換えに、夢を喰われたくなければ。
ふきのとう
*1
一説ではドリームランドではないかと言われている